宅配弁当サービスを上手に利用したい!飽きずに利用し続けるコツとは

公開日:2022/08/15  最終更新日:2022/08/05

現在、さまざまな業者が宅配弁当サービスを展開しています。サービスの種類が豊富になったものの、どう活用していいかわからないという方も多いのではないでしょうか。長期間利用するサービスの場合、途中で飽きてしまうのも心配です。ここでは、宅配弁当サービスの種類・業者の選び方のポイント、長く使い続けるコツを解説します。

お弁当の宅配サービスには種類がある

一言でお弁当の宅配サービスといっても、業者によってメインターゲットのお客さんはさまざまです。宅配弁当サービスには、ターゲットとする層によって次のような種類にわかれます。

一般消費者向け

一般的な消費者向けのサービスの場合、栄養面よりも味やボリュームといった、食べたときの満足感を重視したサービスが多く見られます。比較的自由にメニューが組めるので、和洋中とラインナップが豊富です。最近は献立作りに管理栄養士が携わっていることもあり、糖質控えめメニューなど、健康志向のお弁当も増えています。

在宅療養者向け

在宅で療養中の方に向けて、栄養管理が徹底されているお弁当です。療養食の宅配については、厚生労働省から発表された「食事療法用宅配食品等栄養指針(2009年)」に基づいて提供されます。

ご高齢者向け

ご高齢者に適した栄養バランスなどに配慮したメニュー作りと、食べやすさを重視している点が特徴です。たとえば、魚は骨のないものを使う、野菜は繊維を断ち切るように切るなど、口に運びやすく飲み込みやすいよう調理法に工夫が凝らされています。利用者の嚥下状態にも配慮され、刻み食などのいわゆる介護食に対応していることも。

アレルギー対応

アレルギーのある方専用というわけではありませんが、中にはアレルギー除去食に対応している業者もあります。完全に除去できるとは限らず、対応可能な食材などは業者によって異なるものの、管理栄養士による電話相談などを受け付けている業者もあるようです。

ハラール対応

イスラム教徒の方を対象としたサービスです。「ハラール」はイスラムの教えで「許されたもの」を意味し、厳しい基準をクリアした商品だけにハラールマークがつきます。外食産業の利用には慎重にならざるをえないイスラム教の方でも、ハラールマークつきの商品であれば心置きなく楽しめるでしょう。

自分に合った宅配弁当サービスを見つける方法

近年、コロナ禍の影響もあり宅配弁当サービスが増えています。幅広い選択肢から自分の合ったサービスを見つけるためには、次のような観点で考えてみるのがおすすめです。

お弁当に求めていることに注目する

お弁当に求めることは利用者それぞれです。宅配してもらう目的が会食なのか、たまの息抜きなのか、日々の食事としてなのかによって、業者を選ぶ方向性も変わります。また、身体上・宗教上の理由で食事の制限がある場合は、何よりも優先で制限をクリアできるサービスを探すことが必要です。

利用の頻度を考える

1日だけ食べるのか、毎日の食事として食べるのかによってもマッチするサービスは異なります。たとえば、その日だけ食べたいときに、契約期間が1か月のサービスを利用することはないでしょう。

また、お弁当にはすぐ食べる前提のものと、冷凍・冷蔵でストックできるものもあります。食べるタイミングに応じて、できたてか冷凍かを選ぶのも1つの方法です。

価格が予算内か考える

商品の価格帯も大切なポイントです。宅配弁当は、リーズナブルなものから数千円の高級なものまでさまざまです。お弁当を食べるシーンによって予算は大きく変わるものの、目安の予算を考えておいて、予算内に収まるサービスを選ぶとよいでしょう。

とくに高齢者向けなど、日々の食事として宅配してもらう場合は、長期間継続できる価格帯かどうかを考える必要があります。

配達方法を確認する

配達日の指定が可能か、配達が休みの日があるかどうかなど、配達に関係することも確認し、食べたいときに食べられないということがないようにしておきましょう。

宅配弁当サービスを選ぶときに確認すべきこと

ここでは、実際に宅配弁当サービスを依頼する際に確認すべき点を紹介します。

お弁当の味・ボリューム

どのようなシーンで使う場合も大切な要素です。とくに、日常の食事としてなど、高い頻度で利用する場合はさらに重要です。中には有料もしくは無料で試食できる業者もあるので、できるかぎり積極的に試してみましょう。

配達エリア

自分で買いに行く場合は、自分が行ける範囲のお店であればどこでも使えますが、デリバリーは配達エリアが決まっています。近そうに見える場所でも配達エリア外となるケースもあるので、業者のWebサイトを見たり直接問い合わせたりしながら確認しましょう。

支払方法

現金払いをはじめ、クレジットカード払い、電子マネーなど支払方法も業者によってさまざまです。現金払いはともかく、クレジットカードや電子マネーに対応していない業者も少なからずあります。あまり現金を手元に置かない場合は、いざというときに支払えないということにもなりかねないので注意が必要です。

支払うタイミングにも、代金引換・銀行振込・口座振替などさまざまな方法があります。自分の生活スタイルに合った支払い方法があるかを確認しましょう。

オプション

宅配弁当でオプションといっても、イメージしにくい方もいるかもしれません。業者によっては、電話で管理栄養士に相談できるサービスや、ご高齢者向けに、異変があると緊急連絡先に知らせてくれる安否確認サービスなどがあります。利用したいサービスがあるなら、有料か無料か、有料なら価格も併せてチェックしましょう。

行政で対応できるか

利用者が高齢者・障がい者の場合、行政の宅配サービスを利用できるケースもあります。利用できるサービスがあるかどうかは、居住地の市区町村に問い合わせてみましょう。

宅配弁当サービスを利用し続けるコツ

日々の食事として宅配弁当を利用する場合、メニューが日替わりでも飽きがきてしまうことがあります。ここでは、宅配弁当サービスを飽きずに長く使い続けるためのコツを紹介します。

複数のサービスを同時に併用する

2つ以上のサービスを同時に利用する方法としては、曜日で業者を使い分けるパターンや、朝夕などで業者を変えるパターンがあります。また、冷凍のお弁当をストックしておいてたまに食べるのも1つの方法です。

定期的に違うサービスを使ってみる

月ごと、季節ごとに違うサービスを利用してみるのもおすすめです。サービスの提供が1か月単位となっている業者が多いので、この方法を採る場合、1つの業者にお願いする期間は、最短1か月となるでしょう。

まとめ

近年、食事制限のある方やご高齢者向けなど、さまざまな宅配弁当サービスが展開されています。利用者にとっては、選択肢が増えた一方で業者選びが大変になりました。業者を選ぶ際には、利用目的や予算など、自分のニーズをしっかり掘り下げて考えると、自分に合った業者を探しやすくなります。また、長期間利用する場合、1つの業者だけでなく、複数の業者を組み合わせて使うとうまく使い続けられます。

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